今回は繁華街に出て気づいた事を書きます。
友人に誘われて、久しぶりに飲みに出ました。
友人曰く、面白いパブに連れていくよ!とのお誘いでした。
僕の地元は、そんなに大きな都市ではありません。
しかし、タクシーで帰るには距離が有り過ぎる(笑)
お酒が伴うと宿泊必須ですから、普段は出張先の大都市での飲食がほとんどです。
出張は月に何度もありますが、地元では年に1度程度です。
地元なのにアウェー感あります(笑)
そもそもローカルなので、面白いパブって何?そんな感じで向かいました。
席をお願いしてたので、カウンターに座れたのですが、カウンター8席にボックス12席くらいです。
マスター以外に2名のスタッフさんで3名も???
Tシャツ鉢巻の出で立ちで、居酒屋さん状態です。パブだからマスター独りかと思ってたら大違い(笑)
スゴく忙しそうなんです。店内の空気が(驚)
マスターは僕と同年代。カウンターの中で忙しそうにしてます。
ノリが良い店は多いと思うのですが、お客さんが引っ切り無しに入ってきます。
ありえない繁盛ぶりです。まだ深夜帯ではなかったのですが、座れなくて帰られるお客様も多々いらっしゃいました。
友人がおもむろに「2名分お願いね。」なんて言ってました。
そして、繁盛の一端が判明します。
寿司下駄から溢れんばかりの寿司が、一人づつ出てきたのです。
僕も仕事柄、それとなく寿司の品質も分かっているつもりなんですが、めちゃめちゃ美味しいではありませんか!?
入り口近くのカウンターで分からなかったのですが、奥にはお寿司屋さんの冷蔵ネタケースが鎮座していました(笑)
なんだこれ!カラオケもあるパブでこのミスマッチ感!
10貫のネタ大きめ握り寿司に、大満足です。
あまりにマスターが忙しく、帰り間際に少し話せたのですが、この人凄すぎました。
寿司職人からパブへ転身して20年。今では3店舗の経営者です。
深夜まで営業しているパブなのに、毎朝早朝から市場に仕入れに行くそう。
ちゃんとした寿司ネタが、夜の店に届くわけないでしょ?と自ら出向く。
本職のお寿司屋さんでは聞く話ですが、パブのマスターが毎日行けるの?
「そんくらい本気じゃないなら寿司なんて出せないよ。」
しかも、「お客様からのゴルフの誘いあれば必ず出るよ!もう今年80回はラウンドしたかな(笑)」ありえません(涙)
地元市内からゴルフ場はいくつもありますが、片道30分以上離れてます。
冬季間はクローズする地域ですから、週2~3回も付き合ってる???
尋常じゃありません。なんというバイタリティー。繁盛してて当然とも言えます。
僕も友人もマスターも、小規模ですが経営者の端くれです。
これほどの努力があろうとは思いませんでした。
「ゴルフのプレーが遅い、年配のお客様とラウンドするとさぁ、仕入れに間に合わないかとヒヤヒヤするよ~」プレーは迅速にだよね!なんて笑ってます。
それだけ回ってたら、上手になってるかと聞いてみました。
「俺、向上心が無いのかな。仕事と割り切ってるからハマってないんだよね!」
「自分より多くお付き合いラウンドするママさんも居るしさ!」
「もう110回行ってるママが、レギュラー(男性と同じ場所から)から出て、飛距離で負けると新しい道具欲しくなるね(笑)」
こんな様子です。友人共々、まだまだ頑張らないとだね!と反省しきりでした。
トークも抜群、寿司も抜群、店内盛り上げる盛り上げる。
繁盛のコツを勉強させて頂きました。
得意×得意で、相当なレア商売になります。そして水面下で続けられる努力。
もっと頑張らないと!を誓った夜になりました。