自由な写真を得るためには、自分で撮影するか、自分で直接カメラマンに撮影依頼する。
この2つのどちらかになります。
広告カメラマンを上手く利用する術は別の機会に書いていく予定ですが、今日は自分で撮影するテクニックや注意点を教えちゃおうと思います!
メニューなどをカッコつけて小さな文字で作る方がいます。高級ホテルの最上階ラウンジみたいな品書きです。
「だって、おしゃれじゃーん!」って声もありますが、ハッキリ言って常連のお客様で無い限り、本当に困ります。
テンション下がります(涙)
前に実験した事があります。
多くの品書きがある中華料理店のメニュー制作の際、オーナーさんが料理のジャンルごとに写真は1種類でいいと言われたので、言われた通り作ったら写真の料理しか注文が来なくなった。
という結果になってしまいました。
結局、直ぐに作り直しとなり、多くの撮影済写真を使う大きなメニューに変更してみたら、偏りなく注文が来るようになったと、たいへん喜ばれました。
せっかくプロを使って撮影するのであれば、写真を最大限活かした販売を考えなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
話題が逸れました。
先ず、一番大切なのは近年性能向上著しいとはいえ、スマートフォンで撮影しないということです。
スマホのカメラは広い範囲を撮影できるよう作られています。
ですから、撮影対象に近づいて撮影しなければなりません。
ガーリーフォトであれば最適なスマホも、お客様に正しい色と形を伝えなければならない使命を持つ「メニュー写真」には不向きであるのです。
できれば最新のデジカメか、中古の一眼レフカメラとマクロレンズを用意して欲しいです。
最初はストロボなど使えませんので、窓からの光を利用します。
お日様の光はとても優秀です。
但し、光の色が変化しやすいですから、夕方は厳禁です。11時から13時くらいの時間帯がベストです。
ズーム機能があるカメラでしたら、最大ズームで撮影しましょう。
対象からは少し離れる感じになりますが、パースといわれる歪みが一番少なく撮影できます。
いつか、必要最小限・最安値で本格撮影できる購入リストなどもまとめてみたいと思っています。
職業カメラマン泣かせになりますが、やはり飲食業を営んでいる皆様や、これから目指す方には是非とも会得して頂きたいスキルです!
この経験があることで、撮影を外注するような場面でも、カメラマンと対等に撮影の注文がつけられると思うからです。
次の回ではカメラマンについて話したいと思います。