皆さんのお店は、年間カレンダー作られていますか?
まもなくお花見の時期ですね!
次は、入学式や母の日、端午の節句などイベントが目白押しです(笑)
ありがたい事に日本には四季があります。
加えて南北に長い島国ですから、季節季節に旬となる食材がこれでもか!?という程、私達を楽しませてくれます。
こんな幸せな国はありません。
そんな、日本で飲食業をされている皆さんは、旬の食材をお客様に届けなくてはなりません。
以前、田舎の旅館さんを指導した際、お料理の写真は1年中使うのだと言われ、驚愕した経験があります。
なんでも旅行会社に販売してもらうのに、料理写真を求められるが内容が変わると怒られるのだそうです。ありえない…。
しかも、契約が半年ごとなので結局、年中仕入れできる食材だけでメニューを決めているとのこと。
日本文化を伝承していると思っていた旅館での事件でした。
お品書きの中に、「板長からのお楽しみデザート」「季節の鍋料理」などに変更してお客様の評価アップを指導させていただきました。
特に最近は海外からのお客様も増えている訳ですから、しっかりと日本の四季を楽しんでもらうには、風景だけでなく、食も大きな役割を担っているのではないでしょうか。
もちろん、飲食に携わる皆さんのことですから、季節のメニューくらいあるぜ!とおっしゃられると思います。
この、お店独自のノウハウを一度、手帳などに記録してみては如何でしょうか?
”常に次の季節を意識する”
もちろん年によっては、旬の食材がズレてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、どう対処したのか書き留めておく事はとても重要です。
定番の食材も、味のアタリ年やハズレ年もありますね。
旬の食材をどういった料理で提供したか。その反応はどうだったか。
1年後に記録をみて、今年の戦略を練りたいところです。
そして毎年、新しいブランド食材も出てきます。
不作や豊漁もあるでしょう。他店で見たアイデアを活かすには来年の自分へメッセージを送るしかありません。
しっかりと、来月・再来月の戦略を練ることで、楽しみにしているお客様には、事前告知も行っていきたいものです。
繁盛店は、しっかりと知恵の蓄積が行われ、進化が止まりません。
追いつけ追い越せで、良い取り組みは盗み真似ていきましょう!
今回はここまでとします。ありがとうございました!