【02】自由に使える写真を持つ

今日は前回の投稿の続きになりますが、自社の商品を強力にアピールしてくれる自由な写真について話します。   

パワー写真。僕が勝手に名付けた言葉ですが、自分達のお店を端的にお客様に伝える写真の力について考えてみたいと思います。

隣町に老舗のお米屋さんがありました。
そこの娘さんが実家に戻り、お米を活かした和菓子を製造販売するべくお店を改装してスタートしました。
しかし、1年経過してもなかなか売上が伸びません。

僕のところに相談が舞い込みます。
お店を訪問したところ、一瞬にして振るわない原因が分かりました。
店先には、菓子店の看板はあるものの、入店してもお米の袋がドドーンと鎮座しています。店の奥を覗くと冷蔵ショーケースが見えるだけです。

店内を見渡すとお米の組合でしょうか、枡にお米が入っているポスターが貼られていました。
完璧にお米屋さんにしか見えません。今さら店舗のレイアウトを変えるのは難しい訳です。老舗ということは店舗に米を買いに来る方は少ないのです。

たぶん、市内の業務用卸売りや電話での配達販売で成り立ってる訳です。
これでは、和菓子を売ってることすら知られない状態でした。

特徴ある牡丹餅や米粉を使ったパウンドケーキなど、写真の力で端的にピーアールすることにしました。最初はチラシを周辺に配布しようかと考えましたが店舗が今ひとつ「らしく」ありません。

車通りのある道に面していましたので、菓子の写真を大きなポスターにして窓という窓に外から見えるように掲示。
店の中にも、明るい可愛らしいデザインの写真ポスターをパネル仕上げで掲げました。

当然、道行く人の目に留まり、初めて入店される方が増えた訳です。
お菓子もお米も売上を伸ばす事ができました。

直接撮影の依頼を頂く場合、写真データは全部クライアント様にお渡し致します。

オーナーであるお母様は気を良くされ首都圏での物産展に商品パンフレットを作成され写真を活用されてました。
この辺は経営者の嗅覚で、使える!と思えば即アレンジして販促物を作る。
ネットに掲載する。これには僕も驚き嬉しかった記憶です。

自社で自由になる写真を持つことが大きく売上を左右した例でした。

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