【12】撮影はカメラマンとの真剣勝負!

今回は飲食経営をされているあなたが、実際にカメラマンに依頼して撮影する場合の、大切なポイントを書いていきたいと思います。

どんなカメラマンを頼むか?については以前の記事を参考にしてください。

例として、ケーキ屋さんが全日オールの撮影依頼をした場合、との設定で書いてみます。

オーナーであるあなたが、写真をどう活用するかがポイントです。

丸1日の撮影ですからギャラも安くはありません。限られた時間で、最大限の仕事をして貰わねばなりません。予め、じっくりと撮影内容を吟味してください。

写真を何に使うか?今回は、ポスターでの掲示、チラシ、ネットSNSでの告知用です。

失敗カット以外は全部もらってください。

撮影代も出費ですが、撮影するケーキ類の材料も必要経費として準備して欲しいのです。

よくあるのが、今日販売するケーキを多めに作って一部を撮影するという現場です。

あまりにもったいないです。

月替りのメインショート12種類+クリスマス3種+バースデー3種くらいは問題なく撮影可能です。

ホールケーキの中身を見せたいモノは、中身もしっかり作らないとですが、全体だけの撮影でよければ、ホールの中身はスポンジだけで構わない訳です。

ケーキの上に乗せる飾りも、今シーズンに使うアイテムを予め購入しておきます。

シュガードールやチョコプレートも多めに用意してください。特にチョコプレートは冷蔵保存で白けてしまうモノが出てきます。これ、どこ行っても出会う残念ポイントです。

フルーツ類も季節により準備できないモノがありますよね。

ですから、年中買えるイチゴ類は考えず、スイカやメロン、チェリーなどが出回る時期に撮影を考えると良いと思われます。

月替りは、単体撮影で12種を撮影。全部を集合で撮影は無いかと思います。

各月のショートケーキをそれぞれ撮影していきます。ポスターで翌月のケーキを店内告知していきますから、背景のイメージカラーを決め、事前にカメラマンに用意してもらいましょう。

難しければ、手芸屋さんに行って安い生地を1mづつ用意しても良いですね!

12色それぞれあればベストです(笑)

バースデー用ホールは、価格別に2~3種あるといいかもしれません。

単品と3種の集合写真をお願いしておきましょう!背景は、カメラマンに相談です。

同様に、クリスマス3種ですが、ケーキの背景にクリスマス飾りを入れ込みたいですね。

経験あるカメラマンでしたら、多少の小物や緑・赤の生地は持ってる事が多いです。確認を!

それも無いカメラマンとなると、大丈夫かと心配になります。

そして、撮影前の準備です。

どの場所で撮影するか?やはり、外光ができるだけ入らない、暗くなる場所がベストです。

なかなか店舗にそれらしい場所が無い時は、店内で遮光しながらとなります。

店内照明は最低限か、無しです。

ですから、お店の休日にしっかりと撮影日を設定しないと、営業しながらは難しいです。

多いのがイートインやカフェスペースでの撮影です。意外と撮影機材は多めです。

テーブルを数点残し、テーブル上の小物やイスなどは片付けておきます。

片付けすらカメラマンに依頼するクライアントさんも居ますが、時間がもったいないです。

時間の勝負です。1分でも撮影する時間を増やしていきます。

使えそうな店内の小物や季節飾り、テーブルマットやカップ類も場合により使います。

ケーキの足台やケーキトングなども僕は持ってますが、人により無い場合もあります。

単品撮影では不要ですが、集合カットとなると高い低いを演出する可能性が高いので台座もあると便利ですね。

多めのオシボリ(紙製ではない)を用意されてたり、休憩用にドリンクを提供されたりする現場ですとカメラマンのヤル気も上がります(笑)あー慣れてらっしゃるなぁと感じます。

あと、なかなか気を使ってされない人が多いですが、見本となるネット写真あれば、どんどん見せていきましょう!事前に見ているとカメラマンも準備しやすいです。

段取り八分なんていいますが、撮影は勝負です!

次に撮影するアイテムを準備する店と、なんとなく指示待ちで撮影風景を眺めている店では、進行が2倍以上違ってきます。テキパキ準備されると、カメラマンも必死になります。

和気あいあいの撮影も悪くないのですが(笑)どれだけ撮影して貰えるかの勝負なので、初回は真剣勝負で臨みましょう!

ショートは後で販売価格を決められますが、バースデーやクリスマスは、販売に適した価格帯が決まっていると思われます。予め、原価計算もしておき、撮影のハイテンションでイチゴを増やしたり飾りでベリーを多めにしちゃうと後で苦労します。冷静に対処してください(笑)

特にショートケーキは、1個で撮影するより2個3個を画面に入れて撮影する場合が多いです。

その際、カット面のザラつきがあったりして使えないモノが出てきます。

販売用にフィルムを巻いてしまうとそのままでは撮影できません。

多めに用意しておくとベターです。シティーホテルのケーキ撮影などは、フィルムを巻かない分、時間経過で形が崩れたりしますので、10個くらい用意して撮影に臨みます。

イチゴ、バナナ、桃、オレンジなど加工前の素材を背景に置いたりする場合もあります。

イチオシのケーキだけで構いません。ボケてても背景に何を写し込むか大切にしたい所です。

撮影に空き時間が出来たら、焼き菓子セットなども撮影してもらいましょう!

あ、時々カメラマンの休憩もお願いします(涙)

と、ケーキ屋さんを例に直に撮影オーダーした際のポイントなど書いてみました。

機会をみて、居酒屋さんの場合なども記事にしてみたいと考えています。

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